文学フリマ大阪に出店しました去る9月8日に行われた文学フリマ大阪に、ウサヤマブックスとして出店をしました。 年々出店数も来場者も増えており、全体で510ブース2000人以上の参加者があったということでした。 文学フリマ大阪には堺市で行われていた2016年から参加していて、その頃は所属している現代詩同人「ドードー」としての参加でした。今年はじめの文学フリマ京都からは、「ウサヤマブックス」名義での出店をするようになり、自分がこれまで書いてきた日記とかも並べて置いてみようと思って少しずつ本を増やしてきました。 今回の文フリ大阪は、5月にあった文フリ東京に出品した2種類の日記のまとめ本と、同人で書いてきた詩をまとめた本と、飼っている猫の写真集を持っ...2019.09.10 15:33うさぎ式読書日記店主日誌文学フリマ同人誌詩
漫画と文学と、どちらでもあるものと―同人誌「ランバーロール02」「ランバーロール」は、漫画家の安永知澄、森泉岳土、おくやまゆかがコアメンバーの漫画と文芸の同人誌だ。2019年5月発行の02号で、0号から数えて通巻3号目となる。これまでの2号もそうだったけれど、漫画誌と文芸誌がミックスされたような本で、けれど読んでいるとやはり漫画のウエイトが重いような気がする。2019.05.08 09:39同人誌文学フリマ小説漫画本
5/6文学フリマ東京(キ-09)に出店します直前の告知ですが、「うさやま書房」として文学フリマ東京に初出店することとなりました。文学フリマ大阪に初出店してから3年経ち、次回製本した冊子も4冊になりました。東京近郊にお住まいの方や、来られる予定にされている方も、ぜひ当ブースにお立ち寄りください。会場:東京流通センター第一展示場 ブース:キ-09時間:11:00-17:00地図など詳細はこちら。2019.05.05 17:05詩同人誌文学フリマ店主日誌うさぎ式読書日記本
'17文学フリマ大阪 購入本レビュー5 <キャンプのはなし/野営好太郎>キャンプのはなし/野営好太郎一人でキャンプ場でテントを張り、火をおこして飯を作り、野営を楽しむという、ソロキャンプの世界へといざなう一冊。表紙にいらすとやのイラストを使っていたり、本文には図版もないというシンプルな作りなのに、内容が面白いので読んでいてうれしくなる本。まず、キャンプなんてリア充の遊びだろ、と思っているくちの自分でも、単独でキャンプをする、という行為と聞くと他人事じゃない。微に入り細に入りといった感じではないけれど、あ、これ自分でもできるな、やってみようかな、と思わせるような部分を、本文では上手いこと掬っていくのだ。実際にはテントや道具を買ったり、やり方を知ったりマナーや慣れもいるだろうと思う。でも、全体から読み取れる...2017.10.04 16:20同人誌文学フリマ
'17文学フリマ大阪 購入本レビュー4 <ぬばたま 創刊号/ぬばたま>ぬばたま 創刊号/ぬばたま短歌の同人誌。 様々な経歴や所属の15人の歌人(※)が集まって一冊にまとまったもので、面白いのは全員が1996年生まれ(今年21歳)だということ。そのことには読み終えた後に知って驚いた。全ての歌人にはっきりと違うカラーや印象を感じていたからだ。これはもしかしたら、歴史のある結社や同人誌との違いなのかもしれない。あまり短歌には詳しくないけれど、どれを読んでも穂村弘みたいな短歌だけど「いかにも」であんまり面白くない、ってことが、ネットとか同人誌を読んでいたらよくあって、だからちょっと文フリでも立ち読みをして選んだりしていた。「ぬばたま」全体の印象は、外連味は抑え気味で、どちらかと言えば素直に詠んでいるような自分...2017.10.03 19:06短歌同人誌文学フリマ本
'17文学フリマ大阪 購入本レビュー3 <スーパーはなえ/海鮮丼>スーパーはなえ/海鮮丼(ホタテ&Nicola)車に轢かれそうになったところを助けられた男子高校生の秋穂。その命の恩人である青年の後をつけると、あるスーパーのバックヤードに入っていった……。妙なきっかけでスーパーのバイトを始めることになった主人公と、店長はじめスタッフが織りなす賑やかなコメディ。日常系の物語、それもスーパーものってどんなんだろう、って思った。店の仕事が農産とか畜産とかレジとか各セクションに分かれていることとか、店長(副店長)の役割とか、いろいろとスーパーの仕事というものに詳しくて、それだけでも面白い。主人公は初出勤のあと、シフトの関係で次の勤務が5日後になったりして、いちいちリアル。気軽に楽しく読めるし、登場人...2017.10.01 16:33小説文学フリマ同人誌本
'17文学フリマ大阪 購入本レビュー2 <さよならユーリカ/瓜田すいか>さよならユーリカ/瓜田すいかずっと自分の神だと思ってきたバンド「ハロルドセン」の最後のライブに行くことが叶ったあと、もうその音楽が聴けないというやりきれない思いで慣れない酒を飲み、公園でうなだれていたユキ。その姿を見つけたのはその、「ハロルドセン」のボーカル紙島萌だった――。試し読みコーナーで手に取って、装丁とか、雰囲気とかでなんだか面白そうだなあと思って購入した。そうしたら、すごい良かった。最初の1ページを読んだだけで、どれだけ上手いかが分かる。文章自体に読むことを意識させないきれいなリズムがあるから、主人公ユキと紙島の(そしてルームメイトとの)、繊細な心のやり取りが自然に浮かび上がってくる。物語はユキと紙島が出会ってからのほんの...2017.09.26 17:31同人誌文学フリマ小説本
'17文学フリマ大阪 購入本レビュー1 <NEKOPLAなど>9月18日に文学フリマ大阪に行ってきた。そこで、面白そうな本をいくつか買ってきたので、それらの本とか(本以外)について、レビューをしていこうかなと思う(全体的な話は別口で)。ちなみに、各サークルについての予備知識は全くと言っていい程ないので、装丁以外の先入観はほとんど無いんじゃないかな、と思う。2017.09.26 15:30同人誌文学フリマ漫画本