うさぎ式読書日記220209火曜日は朝に気持ちの落ち込みとそれに引っ張られる諸症状がひどかった。それで、もしかしたら1日で一番症状がひどいのは朝なのかもしれない、ということに思い当たる。今まで全然そんなこと考えたことがなかったけど、そうかもしれないと思う。 思い当たったからなんだという感じで調子が悪く、昼間で布団を被って寝る。 そういえばと思って起き出してから外に行き、玄関近くのある場所にいつもAmazonの置き配をしてもらっているのでそれを回収する。 橋本治の文体に焦点を当てた批評「橋本治と日本語の言文一致体」を目当てにした「文學界」と、Twitterですごくいいと言っているのを聞いて買った「あかねさす柘榴の都」1巻と、一般向けのときから好きだった作家初の成...2022.02.10 05:53橋本治うさぎ式読書日記評論
【社告】うさぎ式漫画大賞2021トークイベント開催について今はなきgeocitiesの自作サイトから始まった「うさぎ式読書日記」は、だいたい来年で24年目になります(今ネットで読めるのは2004年からです)。昔から漫画はよく読むのですが、このサイト内でその年に一番良かった漫画を書くようになり、それがいつしか「うさぎ式漫画大賞」となり、「うさ式」の掲載場所を変更したりしながらも年末もしくは年始に発表していました。ここ数年は忙しかったりなんかしてちゃんと発表という形が取れず、Twitterで発表していましたが、今年はちょっと趣向を変えて、友人夫妻が運営する学習塾兼住居兼イベントスペースの「えんぴつ舎」さんからお誘いがあったので、ささやかなイベントしてそこで発表を行ってみようかなと思っています。...2021.12.24 18:11評論店主日誌漫画
世界に「複雑さ」を取り戻すために―「終わりなき日常を生きろ」/宮台真司7月6日、オウム真理教事件関係の死刑囚が、次々と処刑されていくニュースが流れてきた。そして、最終的に7名の死刑が同日に執行された。自分の周りの人たちがそうだったように、このことは、自分をひたすらに重たく辛い気持ちにさせた。この前の北大阪地震の時に本棚が横倒しになって、ついでに読みかけていたり積んでいる本の山も崩れて、意外な本が手前にやってきて、その時に手に取って読み始めていたのが、約20年前、麻原彰晃が逮捕された直後に刊行された宮台真司の「終わりなき日常を生きろ」だった。タイミングがいい、というのはとても嫌な見方だなあと思いながらも、続きを読んだ。この本「終わりなき日常を生きろ」で宮台真司が指摘しているのは、思ったよりもわかりやすい...2018.07.09 05:25評論本