うさぎ式読書日記211128

さっきまで何時間もかけて書いていた日記が消えてしまった。

自動保存とか一体何だったのか。アメーバ絶許……という気持ちになりながら、新しい日記を書く。
さっきまで書いていたのは、パーソナリティ障害(BPD)の同僚と狭い部屋に2人きりで仕事をすることになって、そのことでいかに精神が破綻寸前になってしまっているか、ということだった。

最近はそういった環境が辛くて仕事に行く直前に頭痛や腹痛、吐き気や重だるさが急激に襲ってくるようになって、適応障害直前までいっている。

メンタル関係を担当している上司に相談メールを送るもほぼ無視され、見かねた同僚が再度話しをしてくれて面談すると、「彼を違う部屋に移そうと思っている」と言われた。よく聞くと誰となんの話や計画をしているわけでもなく、全く具体性のない私案で結局どうにもならないことが判明して絶望した、という話だ。

BPDの同僚と2人きりでいると、誰かとトラブルになったあと部屋に戻ってきて、自分に対してその人間とのことを怒鳴り散らし、如何にそいつが自分のことを「おちょくって」いたかどうかを長々と話し、話しながら思い出してまたこっちに当たり散らしてくる。

機嫌のいい時は仕事か雑談かわからないような話を常に話しかけてきて、どんなにこちらが仕事で急いでいる時でも向き直って最後まで話を聞かなくてはいけない。

その話は結論もなく自分の都合で長時間続き、途中で打ち切ったりすると突然不機嫌になる。自分の話なんてどうでもいいと思ってんだろ、と。

もしくは集中していて生返事を返したりしたらそのことを覚えていて数日後に「なんであの時いい加減な対応をしたのか説明してほしい」とねちねちと経緯を質してくる。


そんなのが4ヶ月続いていて、自分はそういったことも結構うまいこと対応できると思ってきたのに、最近コップの水が溢れるように、いきなり精神が持たなくなってきた。

そこから、出勤しようとするだけで辛くなるような毎日が続いている。

けれど、こういった辛さを体験していない人間に伝えることは本当に難しいことだ。

実際に体感していない人間は、適当にあしらっとけばいいんじゃない? みたいなことしか言わない。まあ今のところどうしようもない。

うさ山に長期で休まれると困る、と偉い人間が言っているという話も聞いたりして、まあ当たり前の話でしかないのだけど、困るか困らないかだけなんだなって、それはそれで不快な現実を目の当たりにしたような気になる。

そういうのを聞いて喜ぶ人間もいるんだろうけど、自分はへーじゃあ休んでやろうか? と思ってしまう方だったりするのだった。
仕事じゃないところではこの頃(今年、と言ってもいいかもだけど)は癒やされたり元気になったりするようなことがずっとあるっていうのに、そういった貯金を仕事で全部使い果たしているような気持ちでいる。

正直、こんなことをずっと繰り返しながら生きていくことが人生だなんて思いたくないなあ、って思うのだった。

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昨日今日で読んでいるのは、ざくざくろの「初恋、ざらり」1・2巻と、高松美咲の「スキップとローファー」5巻だ。

「初恋、ざらり」は軽度の知的障害をもつ25歳の女性と、しばらく恋人がおらず女性に不慣れな感じの35歳の男性との恋愛もの。2人の関係はまだ刹那的で脆くて、それがどう変わっていくのかいかないのか、ってところをドキドキしながら読む。

刹那的でない関係をどうやって作っていけばいいんだろう、って読みながらそんな事も考えた。

「スキロー」では、みつみの友達の三編みのあきらが、好きな先輩とデートに行くことになるんだけど、うまく行ったりいかなかったりのシーンをすごい緊張しながら読んでる。

あとは、橋本治の「マルメロ草紙」が届いた。少しだけさわりを読んだ。

フランス語読みのルビがいっぱい付いていて雰囲気を感じる。

これも「人工島戦記」と同じホーム社からなんだな、と思う。

それと、以前から好きな漫画家の人がいて、その人のpixivFANBOXの日記が更新されていた。

あるツイートを読んだことをきっかけにして、小学校の時の担任が終業式の日に「あなた達のクラスは失敗でした」と言ったことを思い出したという日記だった。よかった。

この人の漫画は、商業では明るくて可愛くて、同人では逆にダークだったりほの悲しく思慮深いものだったりする。

面白い漫画家が書く日記はほぼ面白いのだけど、この人の日記も葛藤や生活の変化、整理されていることやされていないことなどが正直に書かれていて、なんていうかとてもいい。

月300円から100円にプランが値下げになった時には、値上げでもいいのに、と思ったくらいだった。

その人は祥伝社から単行本を出し、傍らTwitterでBLのシリーズを定期的に掲載している(今も不定期連載している)。そして最近就職して勤め始め、とても好きな人とルームシェアを始めていた。

それは優しくも輪郭があり、そして脆さをはらむような、そんな描く漫画にも似た日記だった。

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