うさぎ式読書日記230821

ちょうど一週間前の夕方くらいにはっきりとした喉の痛みがあって、まあ例のごとくどこかで作業をしているときに埃でも吸い込んだろうとか思っていた。

そうしたら、その日の夜半から体温がかなり上がっているような感じがあって、こんな時に体温計が行方不明だったのでコンビニに行って体温計を探し、悪い予感もしたので水とかのペットボトルたくさん、ゼリー飲料やヨーグルトやおかゆなんかをたくさん買って帰ってきた。

次の日になっても熱は収まらず、休みの日だったけれど一応職場の業務用SNSで上司たちに連絡する。

あと、仲のいい同僚2人と作っているLINEグループでも投稿したら、ちゃんとした抗原検査キットをUくんが出勤前に届けてくれた。

それで検査してみたところ陰性だった。綿棒での鼻の拭い方が足りなかったのか、本当にただの風邪なのか。

それでも熱は39度台に上がっていく。職場からは、明日症状が落ち着いていたら、出勤して会社に入る前に抗原検査をして陰性を確認するようにという指示があった。

その日は発熱とそれによる嘔気と頭痛に苦しめられて、暑いのか寒いのかも分からず、うたた寝すらできない状態でずっと苦しんだ。水分は摂るようにしたものの、なにも食べられなかった。

部屋の薬入れをかき回していたら1錠だけカロナールが見つかって、それを飲むとやっと少し眠れるようになった。


しかし、次の朝にも熱は全く下がらずに、苦しさは増しているような気すらした。

これが普通の風邪なのか、それとも感染症なのかはっきりさせないと周囲の人にも影響が出てしまうと思い、病院に連絡して発熱外来の予約をして、午後に行った。

発熱外来用のプレハブで看護師に鼻の中を拭われたあとしばらく待っていると、思った以上に早く医師がドアを開けてこちらに話しかけてきて、自分に、あのねえ陽性でした、と言った。

発症日は一昨日だったっけ、と聞かれたので、いや、喉の痛み、ということで言えばその前の月曜日からあったような気がします、と言った。

日曜日は出勤予定で、大事な工事の立ち会いがあった。自宅隔離5日間で、それ以降は検査で陰性になれば出勤可能だと知っていたので、逆算してぎりぎり治れば間に合うという計算だった。喉の痛み云々も別に嘘ではなかったし。

医師はあっそうという顔をしながら、じゃあその日発症にしときますね~。でもね~、今回のコロナはしつこいですよ~、とフェイスガードの奥の目で笑いかけながら言った。本人も数週間前に罹って結構休んでいたので、これは経験ということなんだろうなと思った。

処方箋が出て、解熱剤、胃薬、吐き気止め、喉の炎症緩和、といった全てが対症療法の薬をあとから来た調剤薬局の人からもらった。それから待っているだけで肩で息をするくらいはあはあ言うような状態で、なんとか家に帰り着いた。


それからは、寝るために対症療法の薬を全て飲んで、できる限り眠り、起きたらできる限り近くにある水やスポーツドリンクを飲むようにして、また眠るということを何日もずっと繰り返した。

熱はしょっちゅう測っていたけれど、全く下がらなかった。

トイレに立ったときに戯れで体重を測ってみたら、3.5キロも体重が減っていた。

眠れない時間を利用して、いまどきもう大した話ではないよなと思いながらも、各方面にコロナ陽性になったというご報告をしたりして、優しい人からは、なにか持っていこうか、とか、送ろうか、とか言ってくれたりしたけれど、本当に欲しい物がなかったのでお礼だけ言った。

何日か後に薬を飲んで落ち着いた時間があったので、うどんを作って食べた。そうしたらすぐに下してしまって、軽く絶望したりした。


一昨日くらいからは、解熱剤を飲まなくても37度前後くらいまで体温が下がってくるようになった。これで、大分眠れるようになってきた。

一方で、だからといって頭痛も吐き気も喉の痛みもずっと変わらず続いていた

熱が高いときには寒暖もわからないし、汗をほとんどかかなかった。それが、眠れるようになってきてからは汗が出るようになって、他にも腸が動いてガスが出るようになったり、少しずつ食欲が出るようにはなってきた。

それで、やっと陽性が判明する前の素晴らしい判断で買ってきた食料を食べられるようになってきた。

気になる日曜出勤の仕事は、上司が出勤してくれると連絡があって、9割くらいは申し訳ない気持ちで、それでもこんな状態ではとっても無理だなとも思っていたので、ほっとする気持ちもあった。


日曜日の朝にもらってきたキットで指示通り抗原検査をしたら、とてもくっきりと陽性の線がテスターに表示された。

やっぱり無理だった、と思いながらも自分の症状の辛さからすると当たり前の結果のような気もした。

頭痛で集中力がままならないけれど、寝れない時間もあるのでスマホでSNSを巡回したり、漫画を読み返したりしていた。

明日の朝もう一度検査をして陰性だったら出勤だな、と思いながら、あまり症状的に行けそうな気もしていなかった。


今日の朝、6時くらいに抗原検査をしてみると薄いけれど陽性の線が現れた。

線が薄いというのはウイルス量が少ないということでもあるので、いい兆候ではある気がしたけど、それでも陽性は陽性だったので、業務用SNSで報告した。

それで、今度は午後から詳細なPCR検査に出すための唾液を提出しに行った。

コロナが治りかけの場合、残存しているウイルスで陽性が検出されていても、感染性がかなり弱まっていることが考えられる。その程度を見るために、検体を詳細な検査ができる会社に外注して、CT値というのを調べてもらうのだという。

それで、ある程度の値であれば、感染源になる可能性が低いとして出勤が許可されるという社内のルールになっていた。

この前よりはかなりましだな、と思って病院に行き、大きな綿棒を口に咥えて1分待ち、それを回収されて終わりだった。

それですぐに家にまた引き返して帰った。

帰りの途中頃からなんか頭の重さが増してきて、数日前に戻ったような頭を中途半端に締め付けられるような頭痛と、吐き気とめまいが強くなってくる。

家に帰ってまたもや絶望しながらベッドに横になる。

しょうがないのでまた消炎鎮痛剤を飲んで、それで少し落ち着いたりした。

結局出した検体のPCR検査は明日の昼頃結果が出るらしく、それを聞いて明日も出勤できないんだな、と思った。この体調はしばらく良くなる雰囲気もなく、薬で無理に抑えてでも出勤しないといつまで経っても職場復帰できないと思った。

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