2018年より、ウサヤマブックスを正式にオープンとします。
昨年の夏前に仮店舗として始めたウサヤマブックスですが、試行錯誤をしていたり、私事によってなかなか更新がままならなかったりしながら、あまりちゃんとできていませんでした。
この仮想書店をどういう位置づけでやっていったらいいんだろう、と考えながら昨年はやってきてひとつ感じていたのは、本というものが思った以上に厳しい状態にあるみたいだ、ってことです。
雑誌がつぶれ、本屋がつぶれ、作家となっても多くの人が生活できていない、という話も殊更に多く聞こえてきたりしました。
一方で、コミティアや文学フリマに参加する中で、まだまだ面白い作品を生み出す人がたくさんいるし、それを読みたい人もたくさんいるんだ、と思いました。
更に感じたのは、たとえプロの作家であっても、自分たちが思っている以上に作品に対する感想とか反応とかが少ないんだな、ということでした。
面白いなあと思っていた作品が突然終了したりして、なんでだろうと思ったりする中で、「面白かったら面白かったとどんどん言ってほしかった」という声がtwitterでも拡散されていました。
実際にtwitterで感想をつぶやいたり、このウサヤマブックスで同人誌の感想を書いたりしたことに対して結構な反応をもらったことは、このことを裏付けているのかもしれないなあと思ったのです。
今年のウサヤマブックスは、漫画や小説、詩などの商業作品や同人誌を積極的に読んで、作者の創作の力になるような感想を書いていくことや、そうして知られざる面白い創作物を他の人に紹介していくという、小さなプラットフォームを目指します。
なんとか週に数回の更新を行うべく頑張っていきますので、よろしくお願いします。
(写真は看板猫のうりさんです)
ウサヤマブックス 店主拝
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