うさぎ式読書日記220124

今月はとても心が不安定だ。

職場に行くと、行こうと思うと吐き気とか頭痛とかを催すくらいには悪くなっている。

その大きなきっかけはBPDの同僚との関わりの中で心が折れそうになっているということだ。だけど、そのことをきっかけにして、なんとかぎりぎり持ちこたえながらやってきた自分の仕事までが一気に瓦解してしまいそうな、そんなところまで来ているような気がしている。

今まで以上に心身がままならず、それで周囲の人に迷惑ばかりかけてしまうと更に落ち込みが深くなる、という日々を送っている。

多分専門家の助けが必要なところまで来ているような気はしていて、でも、直接の原因はその大きなきっかけなのだけれど、それが全てではないし、じゃあなんなのかと言えば色々だ。

でも、考えてみれば調子がいいときにはその色々に対する認識というのは少なくとも大概がポジティブな方向を向かっているような気がして、そうなるとなにが原因なのか、それともなにも原因ではないのかということが本当によくわからないようになってしまうのだった。


こういった状況はいきなり訪れたわけではなく、去年の夏頃から徐々に起こってきていることだ。

11月にはその問題のいくつかと現状の精神的な厳しさを伝え、複数の上司との面談が行われた。

その席でいくつかの改善を伝えられたあと、一切状況が変わらないまま3ヶ月が経とうとしている。自分の状況は裏腹に悪化する一方だ。
朝出勤することが辛く、このまま遅刻して、そのまま休んでしまいたいと思う。
それでもいつの間にか平社員のまま職場での責任は会社の関連施設のほとんどの基幹システムの運用保守に関与するくらいにまで肥大化してしまった。
中小でしかも指揮系統が崩壊しかかっている会社に仕事の冗長化なんてものはなく、誰かが休んだらそれで終わりの綱渡りで、業務を下支えする地道な同僚よりも、空気を読んで動ける奴と言う名の、その場しのぎだけに長けた人間が重んじられていく。


辛いなあ、ずっと家にいたい。
職場から離れている時間は、心身が少しずつ回復していくのがわかる。

いつも以上に甘えたいような気持ちになって、そういった意味では迷惑をかけているのかもしれないけど。

去年読んでよかった漫画とか、整理をしたいんだけど全く気持ちが追いつかない。

最近読んで良かった漫画をちょっとだけ記録しておく。

・瓜を破る 4巻(板倉梓)

一見普通に見えて、人物の会話と会話の間に挟まれるモノローグが恐ろしく鋭くてリアルで共感する。

・白木蓮はきれいに散らない(オカヤイヅミ)

とってもよかった。誤解を承知ですごく変なことを言うようだけど、オカヤイヅミの漫画って、生活の中にセックスが普通に息づいていて、それがもぞもぞとした緊張感を生んでいるような気がする。

・つんドル!~人生に詰んだ元アイドルの事情~ 2巻(飯田ヨネ/大木亜希子)

飯田ヨネが描いてきたテーマそのままというような原作と出会って、すごくいい共鳴をしている漫画。主人公の息苦しさや余裕の無さとかがダイレクトに伝わるような飯田ヨネらしい緊張感が流石。

・風太郎不戦日記 3(勝田文/山田風太郎)

面白かった。補足説明なんて書かれていない日記をここまで読ませるようなコミカライズをした勝田文すごいすごい。山田風太郎の他の日記もしてくれないかな。

「戦中派不戦日記」の文庫(講談社版)も思わず買ってしまったんだけど、解説を橋本治がしていて、これが意外に硬派な「解説」然とした内容になってて、へええと思った。
そんなわけで、今週は橋本治が亡くなってから3年目のももんが忌になる。

去年から合間を見て「桃尻娘」シリーズを読み直していたんだけど、もうすぐ全巻を読み終えそうだ。

今更な感じなんだけど、桃尻娘について誰かと話したいなあと思う。

色々とありすぎるんだけど、ひとつ思いついたのが、榊原玲奈がバイトでバニーガールになるシーンあるでしょ。あれ、すっごく、歯ぎしりするくらいうらやましくてしょうがなくなって、好きだった。

「桃尻娘」の登場人物は「全部俺だもん」と橋本治は言っていたけれど、読んでたら、あ、これ全部自分かも、ってその都度思ったりしてしまうんだった。

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