うさぎ式読書日記210525

誕生日前から部屋の中を相当掃除していて、やっと生活ができる環境になりつつある。

これまでの部屋がどんな状態だったかといえば、アーティストの小林紗織(小指)の部屋みたいな感じだ。

小林紗織の部屋はとにかく物で床が見えなくて、その上に寝ているっていうような状態を写真でもイラストでも公になっているのだけど、それがすごく好きで。

なのにではないんだけど、自分の部屋が汚いのはそれとは全く別の問題で、自分から全てのやる気をスポイルしていく恐ろしい部屋になっていたのだった。

部屋からおよそ300冊くらいの漫画雑誌を運び出して24時間廃棄できる場所に持っていき、不要なタンスや壊れた扇風機とかビデオデッキとか大型ごみをたくさん捨て、本棚と机の配置を変え、それでやっと何かができるようなスペースを作ることができた。

まだ部屋の片付け作業は3分の2といったところだけど(なぜか部屋に使えないブラウン管テレビが2台もあったりする)、家でなにかをしたりすることができるようになったのは大きかった。

それでこうやって日記を書くことを再開したり、あとは本当に久しぶりに自炊を再開した。


自炊に関しては、最大のテーマを頑張りすぎないということに定めて、凝った料理を作ったり、複雑な調味料を使った複雑な料理なんかをできるだけやらないように、疲れたときはインスタントでもいいみたいな気持ちで始めようと思った。

イメージとして、週末に夫が気まぐれでローストビーフを作り始めるような、あんな感じだけにはならないように。

でも本当に訳がわかっていないので、スーパーでキャベツ1玉と卵1パックを買ってきて、これをまずは使い切るところまでやろうと思って一週間目になる。

最初の日に作った、水を使わないキャベツのスープはキャベツを鍋で焦がしてしまい真っ黒のスープが出来上がってしまった。それでも味はそこまで悪くなく、変な形をした卵焼きとともに母や自炊の先輩に写真を送ったら、「おいしそう」「かわいい」などと言われて繊細な自分の心がなにかをキャッチして傷つきそうになるも、いや、これを絶対に前向きな力に変えてやる、と思うのだった。

キャベツは使い切った。

漫画家のオカヤイヅミがTwitterInstagramでごはんの写真を毎日のようにアップしていて、それが肩肘張らないけどおいしそうで、とてもいい感じなのでずっと楽しみにしている。

自炊を再開してわかったのは、あんなに多彩な食材を使って料理するとか天才かよ、真似しようとしてできるもんじゃないよ、ってことだったりした。

まあおこがましいことを考えないまでも、徐々に料理をするときにバタバタしないでできるようになりたいとは思う。

オカヤイヅミもそうだし母も、料理をすることが板についている人っていうのは何故かスマートさがすごく滲み出ていて、いずれあんなふうになれるのだろうかと考えたりするのだった。

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